原発・放射能情報
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5月 312012
 

ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実arrow深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)

国会原発事故調査会での菅前総理の驚くべき発言

国会原発事故調をやり直せ!

KTV映像より

 野田政権が原発再稼働に突き進む中、5月28日に開かれた国会原発事故調査会で菅前総理が参考人招致された。
 「原子力ムラは戦前の軍部と同じ」と述べ、これまでの政府や東電などによる原子力行政を批判したりする発言もあったが、最も驚くべきは、菅氏が総理大臣としてとても信じられない状況でその職にあったことを何ら恥じることなく語っていたことだと、青山繁春氏が解説する。

KTV「スーパーニュースアンカー」(05/30/2012)

画面右下の拡大マークをクリックすると全画面になります↑

 今回、原発事故を検証しているのは、政府、東電、国会、民間と4つの原発事故調査会であるが、強い国政調査権を持つ「国会事故調」には、特に期待したいところだ。だが、「追求が甘い!」と青山氏は厳しく指摘する。
特に驚くべき菅氏の発言として判明したのが、菅氏が首相の権限をよく知らなかったという以下の内容である。

  1. 国家に事故があった場合どのような権限が首相にあるか、総理になって以降、事故があるまで、知らなかったこと
  2. 2010年に官邸で行われた浜岡原発事故を想定した防災訓練に参加したが災害対策本部長としての権限を認識しなかったこと。(参考記事:民間事故調報告「平成22年度原子力総合防災訓練」

そもそも、災害非常時の首相特権として以下の法律が定められている。

  • 災害対策基本法の「災害緊急事態の布告」と「緊急措置」
  • 原子力災害対策特別措置法「原子力緊急事態宣言」「原子力災害対策本部の設置」

上記の内、今回の事故では戦前の戒厳令に近い性質をもつ「災害緊急事態の布告」がなされなかったが、これは菅氏が知らなかったか内閣府などの官僚からレクチャーを受けていなかったのではないかと青山氏は言う。
いずれにしても、総理大臣として重大事に職責を果たすための権限を使わなかった「不作為」の疑いもあるのだ。しかし、菅氏は事故調の委員の質問に、「それによって特に支障はなかった」と答えるだけだ。
また、事故当初、問題となった海水注水の中断命令については「自分は止めろと言ってはいない。東電の誤解だ」と、ごまかしており偽証の可能性も大いに出ている。
他の参考人証言との矛盾点も多いのに委員の「追求が甘い!」、国会原発事故調を「やり直せ!」と青山氏は特に以下の点を主張する。

  • 「参考人招致」ではなく「証人喚問」すべし
  • 当時の議事録を要求
  • 菅氏から野田首相への引き継ぎが十分なのかも含め「今やるべきこと」も追求すべし

なお、番組最後に青山氏は福島の事故現場の状況に言及する中で、食道がんに罹患し現場を離脱した吉田前所長と手術前夜に話したことを明かし、手術も成功したようだと伝え、吉田前所長の心配事として次の2点を挙げた。

  • 原発構内の高濃度汚染がれきの処分を先送りしていること
  • 本格的な防潮堤の建設

(文責:編集人)

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