原発・放射能情報
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1月 102013
 

ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実arrow深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)

「我々は、子孫の安全をないがしろにして、放射能という悪魔と繁栄や豊かさを引き換えに取引している」
20年前に放送された番組の最後で、広島で被ばく患者を多数診断してきた原田医師が語った言葉が重く響く。今も何ら変わりがない。

プルトニウム元年

「広島テレビ」映像より

 原子力規制委員会が断層調査をする方針を固めた青森県・六ヶ所村の使用済み核燃料再処理施設(今年10月に完工予定)は、原子力ムラの描いてきた「核燃料サイクル計画」の中で特に重要な位置を占める。高速増殖炉「もんじゅ」に供給されるプルトニウムを生み出す役割を担う予定だからだ。
 その施設の建設反対運動の模様から始まる広島テレビ制作のドキュメンタリー<プルトニウム元年・隠される被ばく>(1993年8月放送)が秀逸だ。20年前に放送された『原子力』の危険性を伝える報道番組だが、当時、中国電力が広島テレビのスポンサーを降板するほどの大きな波紋を呼んだ。
 政府とマスコミによる原発推進の誘導を指摘するなど渾身の取材によるその内容は、そのまま「現在、進行中の日本の問題」と重なる。

広島テレビプルトニウム元年」第3作(1993年8月放送)

動画投稿者 gataro-clone  画面右下の拡大マークをクリックすると全画面になります↑
(動画が削除されている場合は、@y_itoh 宛ツイート又はメールでご一報下さい。別サーバーを設定します。)

【内容】

(3分~)中電・浜岡原発での労働で被ばくし「白血病」で亡くなった島橋伸之さんのこと

(14分~)
チェルノブイリ原発事故7年後の衝撃映像。広河隆一氏(お若い!)も登場

    「・・チェルノブイリの事故から7年。ここでは、今、ばらまかれた放射能が子どもたちに牙をむいて襲いかかっている。人体に蓄積された放射能が、今、潜伏期を終え、白血病と甲状腺がんで牙をむきはじめている。・・広河さんは、前年この病院で会った子どもたちに一人も会えなかった。大半が死亡していたのだ。」
    「原発から30キロ以上離れた地域には国際機関によって安全宣言が出され、それによって住み続けた住人に被害が出ているのだという。ホイニキ中央病院の副院長は『事故後、5~8年で甲状腺がんの発病が増えている現状。次に乳がん、その次に骨のがんの発病が、といった具合に増えていくでしょう。』と語る」

(17分~)広島とチェルノブイリで軽視された内部被ばくについて
広島原爆による内部被ばくを認めたくない米国が設立した調査機関ABCCの愚かさ。
そして、チェルノブイリ原発事故について1991年に「住民の健康への影響は大したことはない」というずさんなチェルノブイリ報告をまとめたのは、そのABCCの影響を強く受けた放射線影響研究所長の重松逸造氏である。

(26分~)放射線被ばくの遺伝性(がんや奇形など)について
英国セラフィールドにある使用済み核燃料再処理施設の子どもには白血病の罹患が多い

(31分~)被曝労働について
浜岡原発の空々しいコメントや故・平井憲夫氏の講演会映像など。
平井氏は「下請け労働者は架空の病院による健康診断書を作成して原発労働に従事!」と。

(38分~)高速増殖炉「もんじゅ」について
ナトリウムを使用して冷却することの危険性

(39分~)原発の1年分の放射能を1日で放出する使用済み核燃料再処理施設(青森県・六ヶ所村)

(42分~)プルトニウム利用を促進させるため、記事を装った政府広報や脱原発を要求する株主提案を一蹴する電力会社の株主総会の模様など

関連記事

・『日本が直視すべき内部被ばくの恐るべき現実

「週刊現代」の記事より

 電力会社から多額のスポンサー料を貰っているメディア。原発政策を批判出来なくなっている構図が1992年に広島テレビで放映された原発を扱ったドキュメンタリーをきっかけにして見えてくる。
 広島テレビ報道部ディレクター(当時)岡原氏を中心に制作された「プルトニウム元年」は、原発の問題に正面から取り組んだ番組で珍しかったため、放送後は大変な反響があったという。1993年までに3本が制作されたが、3本目を放送した後に問題が起こったという。
 当時を知る広島テレビの関係者は、「放送終了から間もなく、中国電力の広報担当者が番組制作者のところをたずねてきて、第3作目の原発で働く労働者の健康問題について触れた内容が一方的過ぎるということを伝えに来た」という。
 その後、中国電力が広島テレビの新番組のスポンサーを降りると通告。中国電力からはスポンサー料として数千万円が支払われる予定だったため、かなりの打撃だった。「プルトニウム元年に問題があったのは明らかだった(当時の広島テレビ関係者)」。「プルトニウム元年」は第4作目の構想もあったが作られることはなかった。

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