
安倍晋三首相が「成長戦略の柱だ」と嘯(うそぶ)き猛進する原発輸出セールス。まるで何かに取り憑かれ切羽詰まったようなその姿は、「知性・理性・道義・倫理」を忘れ、経済エゴイズムに満ちた日本の恥そのものだ。

TBS「報道特集」映像より
前回の首相時、国会で福島原発の危険性を指摘されながら対策を怠り事故を招く要因を作った安倍晋三首相が、今回、国民の了解もなしにトップセールスマンとして、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコ、サウジアラビア、インドや東欧諸国への原発輸出に邁進している。そもそも、万一の事故発生時には相応の損害賠償が要求され、利益を超える莫大なリスクが待っていることがわかってやっているのか。福島の原発事故の原因も解明されないまま放射能垂れ流しが続き、もうどうしていいかわからない状態になっている福島原発を尻目に「世界一安全」と吹聴しながら原発輸出を推し進め、国内では原発の再稼働を目指す猪突猛進ぶりは、海外の人々の目にはどう映っているのだろうか。
兵器を売る者を「死の商人」と言うならば、原発を売る者は「核兵器のもと(プルトニウム)」と「死の灰(核のゴミ)」の商人だ。もし、外遊先で安倍晋三が「私の祖父(岸信介元首相)は、原発は事故を起こすと国家予算の2倍以上の損害を与えると知っていて推進してしまった。私自身も安全神話を過信し、福島原発の危険性を指摘されても対策を怠り事故を招いてしまった。核のゴミの問題もある。原発はお勧めできない。」と、語っていれば歴史に名を残す宰相になれたかもしれないが、彼は悪魔の商人と成り果てた。
安倍晋三に好意的なメディアの世論調査でさえ「原発輸出と再稼働には反対」が過半数だ。だが、来る参院選に自民党が勝てば国民の審判を得たということになってしまうことを我々は肝に銘じておくべきだろう。
下の映像は原発の売り込み先の一つであるポーランドで、TBSが取材を行い、「現地の人々はこの動きをどう受け止めているのか」その答えを探ったリポートである。
安倍政権が推し進める原発輸出。
先日の東欧4カ国との首脳会談でも議題となったテーマだ。
福島原発事故から2年を経た日本が、いまなぜ原発輸出なのか?
ポーランドに原発は必要なのか?現場を行く。
(TBS番組解説ページより引用)
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