原発・放射能情報
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7月 312013
 

ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実arrow深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)

県内に東電の柏崎刈羽原発をもつ新潟県知事が、原発の新規制基準への疑問を語る。

「報道ステーション」

「報道ステーション」映像より

 元経産官僚にして知事3期目を務める泉田裕彦新潟県知事。
 彼は、原発立地自治体の首長らの判断がはっきりしない中、東電に対し「福島原発事故の検証・総括なくして再稼働の議論はありえない」と毅然たる態度を崩していない。(参考記事『原発抱える注目選挙区新潟で再稼働が突如争点に』)
 経産省や原子力規制庁の役人たちに「泉田知事は昔から変人で有名だった」と揶揄され、原子力規制委員会の田中俊一委員長には「他の自治体の首長が納得しているなか、泉田氏はかなり個性的な発言をしている」と侮辱的ともとれる発言をされている古賀茂明「新潟県知事を攻撃する官僚の手口」-週刊現代知事だが、7月30日に出演したテレビ朝日「報道ステーション」の映像を見れば、どちらがまともかは一目瞭然であることがわかる。
 原発推進官僚たちの「変人泉田」という世論誘導のまま、「知事が地元との協定違反を利用して東電を批判し再稼働を止めようとしている」と報道するマスコミの中にあって、このインタビューを放送した本番組に拍手を送りたい。

ANN「報道ステーション」(07/30/2013)
『生出演 泉田新潟県知事「原発再稼働」へと進む中』
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泉田知事インタビュー要旨

今回作られた規制基準は、単なる性能基準・設置基準に過ぎず安全基準と言えるものではなく、住民の安心・安全をないがしろにしている。
仮に1万年に1回事故が起きるとしても世界に400基原発がある現状では25年に1回事故が発生することになり、事故は起きるものだという前提で考えなければならない。

●フィルターベントの問題にしても、ただ設置すればいいというやり方だ。
2007年の中越沖地震の際の教訓(建屋と異なる地盤上にトランス(変圧器)があったためにそれらを繋ぐパイプが外れ火災が発生)が生かされていない。今回もフィルターベントを建屋と離して設置しようとしている。

●ベント対策が避難計画と整合性がとれていない。具体的な避難計画を!
福島のケースでは避難中に被曝している。(10回ベントした内3回しか告知していない)
また、実際に400人で行った避難訓練でも渋滞が発生した。実際は2万人規模の避難となるがそれを考慮していない。
これと同じ問題は昨年、大飯原発再稼働時にも指摘はされていた。⇒参考記事『大飯原発再稼働、「避難路」の問題点

●事故が起きた場合の事業者の緊急時体制が定まっていない。
緊急時の要員(決死隊)をどうするのか?今の労働法体系では無理がある。
例えば、米国では軍隊が対応することになっており、チェルノブイリ事故のソ連では死刑囚と司法取引をして石棺作業などに従事させた。

●再稼働について
放射能をコントロールできるのかという問題も含めて福島での事故の検証が先決だ。
福島の事故は津波でも電源喪失による事故でもない。本質は冷却材喪失事故(↓)だ。
注:事故原因を地震による配管損傷だと認識している極めて注目すべき発言だろう。

arrow冷却材喪失事故
「主配管破断により圧力容器から水が漏れ原子炉が「空焚き状態」になったのではないか」
1号機と3号機で大口径配管が破断し冷却材喪失事故が発生した可能性を田中三彦氏(サイエンスライター、元日立技師)や後藤政志氏(元原子炉格納容器設計技師、元東芝技師)が事故直後に指摘していた。
映像・記事:福島第1原発事故:冷却材喪失事故発生の可能性

非常用復水器

arrow「非常用復水器」は?
また、1号機の(無電力でも8時間原子炉を冷却するはずの)非常用復水器」が地震で損傷を受けたのではないかとする極めて重要な確証もある。

必読!!福島第一元作業員の「遺言」詳報 東電、信用できない』(09/14/2013追記)
全電源喪失でもメルトダウンを防げたはずの「非常用復水器」に関する証言は非常に重要だ。非常用復水器が、地震で損傷を受けた可能性関連ページ)と使い方を知らなかった東電の重大過失関連ページ)を指摘した国会や政府の事故調報告を裏付けている。事故原因を津波だと断定し、関係者全員を不起訴とした検察はこうしたことも捜査したか?

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