原発・放射能情報
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2011年3月11日の東電福島第一原発の事故後、「放射能汚染の状況と対策」や「原発と放射能に関する最新情報」をお伝えすることを目的に本サイトは開設されました。 編集人Twitterロゴ
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9月 012013
 

ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実arrow深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)

日々深刻化する福島第一原発の汚染水問題。なぜこれほどの事態になったのか?

幻の遮水壁計画と漁師の怒り

TBS「報道特集」より

 実は、2年前、民主党政権下で幻に終わった遮水壁計画があったことを当時の毎日新聞が報道していた。
 事故直後から汚染地下水の海洋流出を食い止める遮水壁(地下ダム)の必要性に気づきながらも、その建設費1000億円が債務超過と評価され株主総会を乗り切れないとみた東電が計画の発表に抵抗したあげく、結局、放置したままになっていたのだ。

国が現在計画中の凍土遮水壁(ANN映像より)

(↑拡大)国が現在計画中の凍土遮水壁

 愚かにも、地球汚染と株主総会を天秤にかけ遮水壁工事を先送りして、今回の事態を招いた東電。今度は、国が地球汚染とオリンピック招致を天秤にかけ汚染水問題の国会審議を先送りしている体たらくだ。
 このままでは、日本は、世界中の顰蹙(ひんしゅく)をかうどころか鼻つまみ者になりかねない。早急に福島原発について、汚染水対策から廃炉まで全ての行程を監督・実行できる国際的タスクフォースの結集を図る必要がある。

TBS「報道特集」(08/31/2013)
後手に回った汚染水対策、その理由は?
動画投稿者 gomizeromirai 右下拡大マークのクリックで全画面に

原発汚染水の現場

(↑拡大)原発汚染水の現場

2011年6月20日付毎日新聞は、本サイトでも当時紹介した「コラム・風知草」で、既に、この問題を取り上げていた。以下は、記事からの抜粋である。

(引用ここから)
 ・・京大原子炉実験所の小出裕章助教といえば、いま最も注目されている反原発の論客の一人・・その小出が・・こう発言して反響がひろがった。

原発汚染水の現場

(↑拡大)原発汚染水の現場

 「・・福島原発の原子炉は、ドロドロに溶けた核燃料が、圧力鍋のような容器の底を破ってコンクリートの土台にめり込み、地下へ沈みつつある。一刻も早く周辺の土中深く壁をめぐらせて地下ダムを築き、放射性物質に汚染された地下水の海洋流出を食い止めねばならない」

 さっそく政府高官に聞いてみると、いかにも地下ダムの建設を準備中だという。

幻の遮水壁計画

(↑拡大)幻の遮水壁計画
今回の計画とほとんど変わりはない。

 ところが、さらに取材すると、東電の反対で計画が宙に浮いている実態がわかった。原発担当の馬淵澄夫首相補佐官は小出助教と同じ危機感を抱き、地下ダム建設の発表を求めたが、東電が抵抗している。

 理由は資金だ。ダム建設に1000億円かかる。国が支払う保証はない。公表して東電の債務増と受け取られれば株価がまた下がり、株主総会を乗り切れぬというのである・・

 福島原発の崩壊は続き、放射性物質による周辺の環境汚染が不気味に広がっている。株価の維持と汚染防止のどちらが大切か。その判断もつかない日本政財界の現状である・・
(引用ここまで)
<記事全文「株価より汚染防止だ山田孝男(06/20/2011毎日新聞)

2年前に馬淵元補佐官や故・吉田元所長らが作成した遮水壁計画を東電が握りつぶすことなく実行に移していれば今の重大な状況は回避できた可能性は大きい。

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