原発・放射能情報
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10月 292013
 

ほとんど報道されないが目を背けてはいけない現実arrow深刻!東電福島第一原発からは、今も毎日2億4000万ベクレルが大気中に、200億ベクレルが海に放出されている』(2013年10月7日、国会で東電社長が答弁して安倍首相が世界に言い放った「放射能は完全にブロック」のが露呈。)

チェルノブイリの人々が原発事故から27年かけてたどりついた答案は、「ゾーン」と呼ばれる30キロ圏内を立入禁止として放射性廃棄物処分場とする。そして、訓練と教育を受けたプロ作業員による「廃炉・除染」をひたすら継続することだった。

チェルノブイリから福島へ 未来への答案

NNNドキュメント映像より

 出口の見えない汚染水問題、どこにあるかもわからない溶け落ちた核燃料の回収放射性廃棄物の捨て場所、通常の廃炉よりはるかに困難な廃炉、故郷への帰還問題等々、福島第一原発が事故で抱える問題は山積みだ。
 その上、作業にあたるのは多層の下請けなど原発での作業経験が少ない人が多い。さらに、被曝線量がオーバーすると働けなくなり、また新たな人員がされるという繰り返しでは想定の30~40年で廃炉を完了できるはずもない。

 27年前に起きたチェルノブイリ原発での事故収束の対応と、今の福島を比較して見えてくる大きな違い、それは廃炉・除染の国家資格を持つ作業員を養成する訓練センターの存在だった。単純な人為的ミスが頻発している福島第一原発にこそ、このチェルノブイリのような熟練作業員の養成システムは不可欠だろう。

 数十年に及ぶ収束・廃炉は後向きの作業でもある。しかし、その技術の蓄積は今後、世界中の原発の「廃炉」や「事故」に対応できる新たなビジネスチャンスにつながる。そのためにも、労働モチベーションの維持に、給料の中抜や曖昧な雇用契約の多い多層下請け制度と劣悪な労働環境(下記「関連記事」参照)を見直し、国の直接雇用で待遇することが必要なのではないか?(文責:編集人)

日本テレビ「NNNドキュメント」(10/27/2013)
「チェルノブイリから福島へ 未来への答案」
動画投稿者 tvpickup 右下拡大マークのクリックで全画面に

【内容要旨】

チェルノブイリの廃炉・除染を行う技術者・作業員養成の為に作られたスラブティッチ・トレーニングセンター
ここでトレーニングを受けた者だけが、チェルノブイリでの作業につける。廃炉に「手練れを送り込む」という戦略だ。壊れた原発の廃炉はそれ程難しいという事だ。
トレーニングセンターでは放射線量のモニタリング技術、放射性廃棄物の扱い方、除染など様々な訓練が行われている。
番組では、科学ジャーナリスト・倉澤治雄自身がこの訓練センターに入所し、訓練を受ける。そうする事で見えてくる事がある。

スラブティッチ・トレーニングセンター

スラブティッチ・トレーニングセンター


日本では原発での作業経験の少ない人まで全国からかき集めている。
この現状が廃炉の進捗や安全性に影響しないのだろうか?
汚染水タンクの継ぎ目から汚染水が漏れた問題の裏にも、「過去に経験がないゆえに不慣れ」という側面が見え隠れする・・・。
このままだと福島の将来の姿が見えてこない

日本は、チェルノブイリにあるような壊れた原発廃炉に役に立つ人材を育てる訓練センターを作らなくていいのか
今のままでいいのか? 
そしてチェルノブイリの地で、朽ちた石棺を見て思う。
爆発したチェルノブイリ4号機の廃炉という意味では、27年経った今も全く手がつけられていない。今も石棺という蓋の外側に、更に巨大な蓋をしようとしているだけだ。
果たして30年後の福島は、どうなっているのだろうか・・・
(「日本テレビ「NNNドキュメント」」及び「Yahoo!テレビ」番組解説より引用)

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